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KA式泡沫分離装置
製品の特徴
圧倒的な気液界面(汚れの吸着場所)を作り出すことで、汚濁物質の除去能が高いだけでなく、気泡量が少ない泡沫分離装置では実現できない、ガス交換機能(酸素供給、炭酸ガス・窒素ガス除去等)を併せ持っています。一般的な泡沫分離装置がプロテインスキマーと呼ばれるのに対し、多くの機能を持っているKA式泡沫分離装置は水質浄化装置の位置づけで考えられています。
原理
泡沫分離とは、気体と液体の境界面に汚濁物質が吸着・濃縮する性質を利用し、水中に気泡を供給し、気泡に汚濁物質を吸着・濃縮させ、その気泡を水中より取り除くことで、水中より汚濁物質を除去する浮上分離の一種です。 気泡への吸着量=汚濁物質除去量になるので、分離性能を高めるには気泡量が多いことが必須条件になります。
特長
①大量微細気泡の供給【高い除去能、迅速な処理】
回転翼剪断式気泡供給機「カーヴァスエアレーター」を中核に据えることで、短時間で大量の汚濁物質(体表粘液、細菌類等)が除去できる。
②高いガス交換能【自然海水に近いガスバランスを実現】
酸素の供給と炭酸ガスの除去(脱気)を同時に行うことで、魚の呼吸で崩れる水中のガスバランスを回復。
③短時間で水質悪化を改善【水質の安定化】
カーヴァスエアレーター特有の大量微細気泡と通気攪拌力が急激な負荷変動への対応を可能にし、水質悪化の原因物質を瞬時に除去することで、安定して良好な水質が維持できる。
④低圧損、目詰まりない気泡供給機【省エネ、維持管理が容易】
回転翼剪断方式による気泡供給機を用いることで、長期にわたって目詰まりを起こさず(清掃不要)安定した気泡の供給ができる。また、圧力損失が小さいのでエネルギー効率が高い。
⑤生物ろ過槽の負荷削減 【ろ材洗浄頻度の低減、ろ過槽の小型化】
事前にタンパク質や懸濁物等を除去し、生物ろ過槽の負荷を削減することで、従来よりも小さな生物ろ過槽で安定したアンモニアの処理が可能。